双六ライブラリー


少女の生活双六 1923年(大正12年)
制作 案:下田惟直 画:蕗谷虹児 / 少女画報 1月号(東京社) / サイズ(cm)  縦80×横54

女性の職業双六。子守りでスタートし、女工、曲馬団の娘、女給、舞姫、少女事務員、踊り子、尼僧(なんとも艶っぽい)、看護婦、女学生を経て少女画報愛読者で上がり。当時、結婚が女性の一生を左右する中にあって、女性が自立的な生活を営むための数少ない職業群を考案者が双六として取り上げたものであろう。
ちなみに、現代の就職情報メディアにおいて、女工、曲馬団の娘、女給、少女事務員、看護婦という名称での募集はできない。女性のみ募集を禁止する男女雇用機会均等法に違反するからである。

*写真をクリックすると、拡大したものが見られます。


全体図


ふりだし(子守り)


コマの一部(曲馬団の娘)

コマの一部(女給)

コマの一部(少女事務員)

コマの一部(尼僧)


コマの一部(看護婦)


あがり(少女画報愛読者)


Copyright(c) TSUKIJI SUGOROKUKAN