楊先生の鳥盡初音寿語六(とりつくしはつねすごろく)
読み下し講座

鳥盡初音寿語六(とりつくしはつねすごろく)は、江戸時代後期のもので、「婿とり」「客とり」そして上りは「御世とり」と、「とり」の駄洒落仕立ての双六です。
ここでは、それぞれの駒に書かれた文章の読み下し文を紹介します。江戸庶民の遊び心溢れる風俗が生き生きと伝わってきますよ。

*お好きなコマをクリックしてみてください!

煤とり 嫁とり 吹きとり 鼠とり ぽっとり 酌とり 草履とり 蜆とり 請とり 金とり 手間とり ひとり 引とり 炭とり 塵とり 掛けとり 日雇とり 振り出し 口とり 矢とり 客とり さいとり 判とり さとり 点とり 手とり 婿とり 御世とり

*このコーナーの読み下し文は、カルガリー大学楊暁捷先生によるものです。
楊先生のプロフィール |

*大江戸瓦版は、「大江戸ものしり図鑑」(花咲一男監修、・主婦と生活社)、 「日本の求人広告史探検」(渡邊嘉子著・全国求人情報誌協会)、「日本語大辞典」(講談社)、「絵本江戸風俗往来(菊地貫一郎著・平凡社)、「日本史」(安蔵復也著・研数書院)、「日本風俗史事典」(弘文堂)、「類聚近世風俗史」(喜多川守貞)を参考にまとたものです。