6.少女の国旅行双六 1921年 (大正10年) |
制作 案:水谷勝(少女画報主筆) 画:蕗谷紅児(虹児が正しい) / 少女画報 1月号 / サイズ(cm) 縦55×横79 少女画報社が王宮を思わせる宮殿に読者を招いて歓迎するというユニークな双六。 歓迎門に青いスポーツカーで乗りつける少女達が振出し。櫛の橋、指輪の井戸、鏡のスケート、糸巻の橋、詩集の亭、舞踏室等を経て愛読者大会で上がり。水谷、蕗谷の名コンビがビジュアルを中心としたユニークな双六を完成させた。 主筆の水谷が愛読者大会という読者オリエンテッドなゴールを設定したのも、当時の少女雑誌の販売合戦の激しさをうかがわせる。蕗谷らしい大正ロマン溢れる筆遣いも見所。 |