16.少女おじまん双六  1927年 (大正16年=昭和2年)
制作 案画:室野たくま・新開青花 / 少女号 1月号(新報社)/ サイズ(cm)  縦55×横79

 少女(お嬢様)の趣味、習い事、スポーツを双六にした まさに”おじまん”双六。
歌留多で遊ぶ和服の少女で振出し、 活花、水泳、テニス、舞踏、乗馬、スキー、ピアノなどを経てお正月の羽根つきで上がり。この時代、舞踏や乗馬やスキー に興じることのできた少女は極めて少ないと思われるが、それゆえに読者の憧れは募ったことでろう。ピアノの傍らに佇む少女のファッションは今でも通じる洗練されたファッションだ。