築地双六館は、立命館大学アート・リサーチセンター(ARC)と提携し、当館のデジタル化資料を公開しました。
築地双六館(https://sugoroku.net/ 館長:吉田修)が蒐集した江戸時代から昭和30年代前半までの双六、約500種、650枚を収録したデータベースが一般公開しました。
◎築地双六館 双六データベース
https://www.dh-jac.net/db/nishikie/search_tkjSG.php
◎立命館大学アート・リサーチセンター(ARC)
(https://www.arc.ritsumei.ac.jp/j/database/index.html)のデータベースシステムを利用し、デジタル化(https://www.arc.ritsumei.ac.jp/j/news/pc/023655.html)を行いました。
650枚を年代別にわけると、江戸41枚、明治167枚、大正148枚、昭和221枚、年代未詳73枚となっています。双六は和文化の一つであり、時代時代の風俗・習慣・価値観を映す鏡です。「上り」には、その時代の夢や憧れや希望が見事に表現されており、 庶民の息吹が伝わってきます。
双六は多くの絵と文字とマスで構成されており、650枚もの双六が画像で見ることのできるデータベースは、世界で唯一のものです。本データベースでは、館長が丹念に調査した書誌情報と、解説が付されているのが特徴です。
見て楽しく、読んでためになるデータベースといえるでしょう。それぞれの双六は、タイトル・絵師、発行元名などのほか、以下の21の分類からも検索することができます。
「文明・開化」、「正月・節季」「風俗・暮らし」、「衛生・健康」、「仏法・浄土・宗教」、「出世・競争・官位・キャリア・仕事・職業」、「女性・少女・女礼式」、「庭訓・学習・善悪・教育・啓発」、「宣伝・お披露目・広報」、「武者・武勇・合戦・戦争・歴史」、 童話・童謡」、 「妖怪 」、「キャラクター・漫画」 、「娯楽・滑稽」、「音曲・遊芸・芸能」、「歌舞伎・芝居・役者」、「忠臣蔵」、「スポーツ 」、名所・道中・観光 」、「冒険」、「宇宙」