1.時代美人風俗雙六   1913年 (大正2年)
制作 画:鏑木清方 / 文藝倶楽部 1月号(博文館)/ サイズ(cm)  縦54×横79

 日本画家鏑木清方の画による双六。伝統的な日本画がイラストとして双六に活かされている。
古代~当時までの代表的な美人14名が各コマに配されている。振出しは、木之花開耶姫(このはなさくやひめ=古事記に描かれた日本神話に登場する絶世の美女)で、小野小町、常盤御前、八百屋お七等を経て玉藻前(たまものまえ=平安時代末期、鳥羽上皇に仕えた白面金毛九尾の狐が化けた架空の絶世の美女)で上がり。激しい情念を燃えあがらせるタイプの女性が選ばれている。