18.新案源氏香女の一生双六 昭和12年 1937年 |
制作 案:婦人公論編集部 編集兼発行人:牧野武夫 印刷人:君島潔 版元:中央公論社 掲載誌:婦人公論新年号/ サイズ(cm) 縦46×横60 婦人公論編集部が考え抜いた双六。5つのコース別展開がある。 婦人公論の編集部が考案した知的で工夫のある双六。源氏物語54帖の各巻を香の名に配している。振り出しは「誕生」。サイコロを振って、出た目で「実業家の一人娘」「お父様は偉い学者」「家は田舎のお百姓」「美術家の子供」「お父様はサラリーマン」の5つのシチュエーションに分かれ、それぞれに定められたコースのコマを進んでいく。以下のような展開になる。 「実業家の一人娘」・・・「女学校」「裁縫」「恋愛」「学者」、 「お父様は偉い学者」・・・「天才教育」「音楽家」「書家」、 「家は田舎のお百姓」・・・「盆踊り」「家出」「出産」「農家」、 「美術家の子供」・・「読書」「シネマ」「オフィス」「家計」、 「お父様はサラリーマン」・・・「登山」「新婚」「病気」「会社員」、 上がりは共通で「団楽手習」。凝った展開の割には、上がりはシンプルだ。 |